この記事でわかること
サバゲーは、知らない人同士がいきなり撃ち合うという、よく考えると不思議な遊びです。それが成り立っているのは、参加者全員が同じことを守っているからです。
この記事は、注意事項を並べるためのものではありません。何を守れば、何を気にせず楽しめるのかを書きます。守ることが分かれば、あとは何も心配せずに撃ち合えます。
この記事の結論
取り返しがつかないのは、目のけがだけです。それ以外は、痛くても、汚れても、転んでも、次があります。
だから守ることも1つに絞れます。フィールドの中でゴーグルを外さない。これだけです。
そのうえで、他人と気持ちよく遊ぶための2つ——当たったら申告するとセーフティではマガジンを抜き、空撃ちする——を加えれば、初日から問題なく遊べます。
逆に言えば、この3つ以外は何も気にしなくていいということです。うまく動けなくても、装備がなくても、誰とも話さなくても構いません。
気にしなくていいこと
先にこちらを書きます。初めての人が心配することの大半は、心配しなくていいことです。
- けがをするのでは。ゴーグルを外さなければ、大きなけがはまず起きません
- 痛いのでは。長袖と手袋があれば我慢できる程度です
- 下手だと浮くのでは。誰も気にしていません。1ゲーム何もできない日は誰にでもあります
- 装備がないと参加できないのでは。手ぶらで行けます
- ひとりだと居づらいのでは。ソロ参加は珍しくありません
- ルールを知らないと迷惑では。朝の講習で全部教わります
心配ごとを3つに絞れると、当日は撃ち合いだけに集中できます。心配することが減れば、その分だけ純粋に楽しめます。
この遊びで本当に危ないこと
目のけがだけが取り返しがつかない
BB弾は直径6mmのプラスチック球です。日本では威力の上限が法律で決まっており、フィールドでも弾速計で測ってから使います。体に当たっても、大けがをする威力ではありません。
ただし目は別です。眼球は他のどこよりも弱く、傷つくと元に戻りません。だからゴーグルだけは、どんな理由があっても外しません。
裏を返せば、ゴーグルさえ守れば、あとは思い切り遊べるということです。目さえ守れれば、心から楽しんで構いません。
次に多いのは転倒
屋外は根や石で足元が不安定です。けがの多くは、被弾ではなく転倒によるものです。
溝の残った靴を履けば大半は防げます。私は足首を守れるブーツに替えてから、思い切って踏み込めるようになりました。安全は、動きを狭めるものではなく広げるものです。
夏の熱中症
屋外は日陰が少なく、長袖のぶん体温がこもります。飲み物を多めに、塩分も。休憩を増やせば1日もちます。無理をしないほうが、結果的に多くのゲームに出られます。
守ること1つ|ゴーグルを外さない
曇っても、痒くても、外さない
フィールドの中では、どんな理由があってもゴーグルを外しません。セーフティに戻ってから外します。
私も一度、曇りがひどくて1ゲームほとんど何も見えないまま終えました。それでも外しませんでした。その日の帰りに曇り止め加工のゴーグルを買いました。それが正しい対処です。
守れているから、前に出られる
目が守られていると分かっていれば、遮蔽物から顔を出せます。角を曲がれます。この遊びのいちばん面白い瞬間は、たいてい前に出たときに起きます。
ゴーグルは、その一歩を踏み出すための装備です。守りが固いほど、遊び方は大胆になれます。
密閉型を選ぶ
隙間があると、跳ね返った弾が入ることがあります。メッシュ型は砕けた破片が網目を通るため、使用を禁止または自己責任としているフィールドが多くあります。
レンズはポリカーボネート製を選んでください。詳しくはゴーグルの選び方にまとめました。
守ること2つ目|当たったら申告する
審判がいない遊び
この遊びには審判がいません。当たったかどうかは、当たった本人にしか分かりません。だから自己申告が全ての前提になります。
大きな声で「ヒット!」と言い、手を挙げてフィールドから出ます。
迷ったらヒットにする
厚着だと当たった感触が分からないことがあります。少しでも当たった気がしたら、ヒットにしてください。それで損をすることはありません。
正直に申告するほうが、実は気楽
疑われることを気にしながら遊ぶより、迷ったら抜けるほうがずっと楽です。次のゲームはすぐ始まります。1回抜けても、その日はまだ十数回あります。
全員がそうしているから、その日初めて会った人とチームを組めます。この信頼が、この遊びの土台そのものです。
守ること3つ目|セーフティエリアで銃を安全な状態にする
至近距離のあつかいはフィールドによる
不意に近距離で出会ったとき、撃たずに声をかけて相手をヒットとするルールがあります。セーフティコールと呼びます。
採用の有無と距離の目安はフィールドごとに違います。守ること3つに入れていないのは、どこでも同じとは限らないからです。朝の説明で必ず確認してください。
セーフティでは銃を安全な状態にする
ゲームが終わってセーフティに戻ったら、マガジンを抜き、空撃ちして弾を出し、セーフティロックをかけます。どのフィールドでも同じ決まりです。
セーフティにはゴーグルを外している人がいます。ゲーム中より、実はこちらのほうが事故につながりやすい場所です。
セーフティでの安全
ゲーム中よりも、実はセーフティのほうが事故が起きやすい場所です。ゴーグルを外している人がいるからです。
- マガジンを抜き、空撃ちして弾を出し、セーフティロックをかける
- 人に銃口を向けない。弾が入っていなくても
- セーフティに向けて撃たない。空撃ちもしない
- 他人の装備に勝手に触らない。「見せてもらっていいですか」で十分です
ここが守られているから、セーフティでは装備の話をしたり、休んだりできます。1日のうち、意外と長い時間をここで過ごします。
法律のこと
日本で売られているエアソフトガンは、6mmBB弾で0.989J未満(単位面積あたり3.5J/cm²未満)に収まるよう作られています。これを超えると準空気銃として所持が禁止されます。2006年の改正銃刀法によるもので、一般に「0.98J規制」と呼ばれます。
国内の正規品を買ってそのまま使う分には問題ありません。受付の弾速計でも通ります。問題になるのは、内部を改造した場合と、海外製をそのまま持ち込んだ場合です。
なお18歳未満向けのエアソフトガンは、各都道府県の青少年保護育成条例で定められています。多くの県では0.135J以下ですが、大阪や北海道などでは0.194J以下と、地域によって異なります。
知識がないうちは内部を触らないでください。初速が変わると違法になります。裏を返せば、買ったまま使えば何も心配は要りません。
フィールドの外での配慮
- 銃はケースに入れて運ぶ。むき出しで持ち歩くと通報されることがあります
- 軍装のまま移動しない。フィールドで着替えるのが無難です
- 近隣に配慮する。大声、車の音、路上駐車
これが原因で閉鎖に追い込まれたフィールドがあります。遊ぶ場所を残すことも、楽しみ続けるための一部です。
安全が担保されているから、これができる
最後に、守った先に何があるかを書いておきます。
- 知らない人と、その日のうちにチームを組める
- 年齢も体格も関係なく、同じ土俵で遊べる
- 前に出る判断を、自分で選べる
- 1日十数回、何度でもやり直せる
- 次の週末も、同じ場所が開いている
3つ守るだけで、これが全部手に入ります。安く見積もっても、悪くない取引だと思います。守ることを覚えるだけで、これだけ楽しめる遊びは意外と多くありません。
初日の持ち物
- ゴーグル。持っていなければ必ずレンタル。代用は効きません
- 手袋。軍手で十分。指は最も痛い場所です
- 長袖・長ズボン。被弾だけでなく、枝や下草から肌を守ります
- 溝のある靴。転倒がけがの主因です
- 飲み物。夏は多めに
よくある質問
けがをすることはありますか
擦り傷や打ち身はあります。目のけがは、ゴーグルを外さなければ防げます。
痛いですか
長袖と手袋があれば我慢できる程度です。素肌に当たると赤く腫れます。
危ないと言われて心配です
守ることは3つだけです。それ以外は、他の屋外の遊びと変わりません。
子どもでも安全ですか
年齢に応じた威力のエアソフトガンを使い、ゴーグルを守れば問題ありません。参加できる年齢はフィールドによって違います。
保険はありますか
参加費に含まれるフィールドと、別のフィールドがあります。公式サイトでご確認ください。
3つ覚えたら、行く日を決める
あとは行く日を決めるだけです。当サイトは全国のフィールドの公式サイトを毎日巡回して、定例会の予定を集めています。初心者講習のあるフィールドなら、当日ここに書いたことを教われます。
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